「小屋を解体して、廃材出たけど、いる?」
と、ご近所のおじさん。
僕らのような、
裕福でないDIY愛好家は、
「廃材」という言葉に敏感です。
「いります。いります」
そして、運び込まれた大量の木材。
ながめているうちに思いつきました。
これはウッドデッキだな。
でも、どうだろう?
ウッドデッキは憧れではあるけど、
本当に必要なのだろうか?
必要かどうか、
やってみないと分かりません。
迷いが本格化する前に、
スタートを切ります。
束石というコンクリートブロックに、
角柱を渡して、床材を張っていきます。
「お、能の舞台でも作るんか」
軽口をたたきながら、
近所のおじいさんが寄ってきました。
すると、おじいさん、
並べた板をパタパタ裏返していきます。
「木裏(きうら)が上だ」と。
聞けば、木材には表裏があり、
床として適した向きがあるそうです。
なるほど。
さて、
長男のジグソー操作も手慣れた頃、
全ての床が揃いました。
完成です!
さっそく、堪能してみましょう。
ん?
なんだろう、この心地よさ。
地面から少し高い分、涼しいから?
いや、もっと精神的な働きです。
屋外という開放感がありながら、
床による室内のような安心感。
外の世界と、内の世界を、
グラデーションでぼかして結ぶ空間。
おそらく僕らのような、
白黒ハッキリさせないことが、
処世術だと学んできた会社員には、
この空間に親近感を覚えるのです。
思えば、
ここ里山の存在も、
手付かずの自然と、人工物を
滑らかに繋ぎ合わせる役割。
そんな里山に建つ小屋ですから、
ウッドデッキも同調するわけです。
と、まあ、
あえて難しく解釈しましたが、
一番の存在意義は、
「ウッドデッキで飲むビールは美味い」
これに尽きます。
結論、
ウッドデッキは必要です。
コメントをお書きください
ジェミニ (金曜日, 01 3月 2024 23:01)
ウッドデッキは必要です。
うちは作り途中です。軒を大きくしましたので、雨でもデッキにいられます。
しかし、途中で伸ばしたので、雨仕舞いが悪く雨漏りする箇所が有ります(汗)
ビールも冷えた白ワインも美味しい!
銀山 (土曜日, 02 3月 2024 17:29)
ジェミニさん
雨でもいられるデッキ、重要ですよね。
一日中、雨を見ていられます。
雨を眺めながらビールorワイン。
最高です!