休耕田の一画で小麦を育てたいから、
「ゆめちから」という種を買ってくれ、
と長男が言い出しました。
自家製の小麦粉でピザ生地にしたり、
パンを焼きたいとのこと。
ひとまず、近所のタネ屋に電話。
「何キロ必要ですか?」と
聞かれるも、全く見当がつきません。
ひとまず1年目は実験なので、
最小単位の1キロをお願いしました。
さて、その週末。
僕がピザ窯作りに奮闘していると、
デッデッデッデ・・・、
轟音を鳴り響かせながら、
長男が畑に登場。
師匠と慕う近所のおじいさんから、
耕運機を借りたようです。
使い方も学んできた、とのこと。
どんどん土が掘り返されます。
いよいよ種蒔きです。
見る資料によって、方法はまちまち。
畝を作って10cm間隔に数粒植えよ、とか
畝はいらない、スジ蒔きせよ、とか。
どちらも試すことにしました。
実験です。
さて、これで種蒔きも完了。
翌朝。
神々しいまでの朝日を十分に浴び、
土から湯気が立ち昇ります。
まるで、地中深くから
種にエネルギーを注入しているかのよう。
何だか、うまくいく予感がします。
長男は、
何日で芽が出たとか、いくつ芽が出た
などをノートに書き留めている様子。
表紙には「小麦成長記録」と、
なんだか仰々しいタイトル。
というわけで、
小麦計画がスタートしたのであります。
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